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【行動力up】坂本龍馬の多動力【幕末】

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150年前に下級武士と言われた生まれから、影から将軍徳川慶喜大政奉還をさせるまでに影響力を大きくしていった坂本龍馬は、どのような人生を送って行ったのでしょうか?

彼の生涯を見ていくと、願望実現までのモデルケースにできそうな壮大な出来事を山のように経験していました。

今日は、31歳で大きな願望を実現した坂本龍馬の覚悟と行動力について書いて行きたいと思います。

奮い立つようなモチベーションが欲しい人はぜひ読んでみてください。

少年の頃はいじめられっ子

坂本龍馬は少年時代はいじめられっ子でよくガキ大将にからかわれて泣きながら家に帰って来て、姉の乙女姉さんに怒られていたそうです。

この乙女姉さんが180cm100kg超の大柄女性だったようで、当時の男性の平均が160cmくらいだったらしいので、それはものすごい迫力だったでしょうね。

その女仁王と呼ばれた乙女姉さんにかわいがりを受けて青年になる頃には一人前の男になって行ったそうです。

その中でも、剣術に出会った事が大きいようで得意なものに出会う事が自信を育み、人の人生を変える大きなキッカケとなる事がわかりますね。

「顔が、かわった。入門してきたときとは、別の人間じゃ。物のたとえで、うまれかわったように、とよくいうが、やはりそういうことが世の中にあるものじゃな」 竜馬の顔は、別人のようにひきしまってきている。

黒船到来

幕府を震え上がらせた黒船が到来した時、龍馬は名もなき武士群の中の1人として海岸の防衛に参加していました。

龍馬は黒船を自分の目で見たくて待機している中から抜け出し、海岸へ何人かを連れて見に行くのですが、帰った時、龍馬が抜け出していた事もみんな知らないくらいの存在感だったのです。

そして、黒船を目の前にした龍馬は震え上がる事もなくあれが一隻でも手に入ったら大名になれるとワクワクし始めたのです。

(大名になれば、なにをするかい) 考えぬいてから、奇想天外な案をおもいついた。(いっそ、みんな大名にしてやればどうじゃ。侍はおろか天下の百姓、商人、職人、すべてを大名にする。みな一人々々でふんぞり返らせるのじゃ。あっははは、これはおもしろい。源おんちゃんなどは、びっくり仰天しよるぞ。乙女姉上は、さしずめ女大名じゃ。いばるだろうなあ)

これは今の日本では当たり前の人権の尊重といったものがこの時代では喉から手が出る程に欲しいものだったのですね。

そして、龍馬の楽観的な行動力が伺えるようでここも見習いたいところだと思います。

長州藩士 桂小五郎

龍馬は土佐藩から長州藩の陣営について諜報してこいと命じられていました。
そこで峠を越えていた時桂小五郎と出逢ったのです。

そこでは当然他の藩士がそこを通る事は諜報以外あり得ないので、桂小五郎は当然龍馬になにをしているのかを問いただすことになります。

「お名前、ご目的をうかがいたい」
「申されよ」

この言葉は尋問口調で武士である龍馬は応じられるはずがない。
この後刀を抜く事になるのですが、その時命の取り合いの緊張感にも関わらず龍馬は受けた刀が欠けてしまって、その時兄の権平が怒る顔が目に浮かび

龍馬「欠けちょる!」
龍馬「えらいことをした」
小五郎「どうしたのか」

命のやり取りの中折れた刀を見てうなだれている龍馬を見て危険はないと感じた小五郎は
「どうやら、拙者の眼のあやまりだったらしい。失礼しました。そこなる岩に腰をやすめられては、いかがです」
となりました(笑)

その後、二人で鍋をつついて話しをするまでになります(笑)

その話の中で風雲の時代を抜ける為に龍馬が言った事が心にきます。

いまにそういう時代がくる。きっと天下に風雲がまきおこるだろう。そのとき頼むべきは、よき友だけだ。男子、よき友は拝跪(はいき)してでも求めねばならない

荒れた時代に大切なのはお金でもチカラでもなく、信頼できる友だと言う事なのですね。
確かに落ちた時、支えてくれる友達がいればそれで歩みを進める事ができたり、1人ではできない事も信頼できる友達となら足し算ではなく掛け算でシナジーを生み出し、大きなパワーとなる事もできますね。

こうやって龍馬は行動と出逢いを通じて目的を定め、目標に向かって歩みを進める原動力を培っていったのですね。

最後に

このブログを書くのに参考にした竜馬がゆくは8巻構成となります。
また次回機会があれば次巻についても書いていこうと思います。

しかし、動乱の世をバイタリティ溢れる人間達が自分の信念に向かって行動する話は燃えますね。
自分も志を立てて日々を燃えるように過ごしていきたいですね。

学問も大事だが、知ってかつ実行するのが男子の道である。詩もおもしろいが、書斎で詩を作っているだけではつまらない。男子たる者は、自分の人生を一編の詩にすることが大事だ。楠木正成は一行の詩も作らなかったが、かれの人生はそのまま比類のない大詩編ではないか

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