【大事を】恥を打ち捨てて成すべし【成すには】
かの坂本龍馬の名言「大事を成すには恥を打ち捨てて成すべし」との言葉通り、常識とは違う、新しい事をするべく時代の常識とは外れた事をしていました。
今日は、その出来事や竜馬の行動を紹介し、現代にも活かせる事を見出していきたいと思います。
黒船騒ぎ
黒船が来航し、それを見に竜馬が隊を抜け出していた時。
黒船が艦載砲を打ち放ち、幕府を脅かした瞬間、竜馬が「いかん、戦じゃ」と言って持ち場へ急いで戻る事となる。
その時の竜馬のとった帰り方が面白かったのです。
戦さに出おくれるのは、武士としてこれほどの恥はない。(いかん、おれはどうかしちょる) 道のない所を駈けおりるものだから、何度もころんだ。起きあがっては走るのだが、またころぶ。しまいには、わざとコロコロころがってやった。このほうが早い。
皆が殺気立って黒船征伐の為に動いている時に竜馬はコロコロころがっていたのです(笑)
確かにそのほうが早いかもしれないですが、雰囲気や武士としての常識からなかなか出来る事じゃないですよね。
でも理に叶えば見てくれを気にせず、目的にコミットする姿勢は見習いたいですね。
でも、緊張感の中コロコロころがってやるのはなかなかレベルが高いですね(汗)
竜馬もヒッチハイクみたいな事してた
そうなんです、竜馬も家が金持ちでお金というものが兄や父のふところから湧いて来るもののように見えていた様で、自分も無一文で人に頼らず江戸から土佐まで帰ると言い出した事があります。
竜馬も勉強の為にお遍路さんみたいな事をしていたのですね(笑)
──これから遠国へ旅立つというのに、無一文でゆくとは、気でも狂ったか。
第一、道場は、さしあたって金になんぞこまっておりはせぬ。
──置いてゆく。
国へ帰れば金がある。
──それァ、あるだろう。しかし竜さん、土佐まで二百里近く、乞食道中をする気か。
と千葉重太郎がおどかすと、竜馬はこの乞食道中という言葉がひどく気に入ったらしく、
──それ。
と手をたたいた。
──それじゃ。それでゆく。
むかしの剣客というものは、乞食をしながら武者修業したものじゃ。
わしは、じつはこの年になるまで金ちゅうものは、父の八平か、兄の権平の懐ろから湧いてくるもんじゃと思うちょった。
これァ、馬鹿者じゃ。いっぺん、一文二文のびた銭が、仏の顔にみえるような修業を積んでみたい。
振りきるようにして、江戸を出てしまったのである。
道中、野宿ときめている。
周りがどう思おうが、自分がワクワクした事、自分の将来の為に大切な事。
そういうものは、やってしまう。
この即断、即決、即行動の速さが竜馬が大事を成す事ができた1つの要因だと思います。
やはり、石橋を叩いて渡る事も大事ですが、やってみないと分からない事をやってみて、そこから経験して次につなげる事がもっと大事だと思います。
そうやって、自分をアップデートしていく事で、できる事、影響力が大きくなって行くのだと思います。
最後に
やっぱり自分に正直になって、こうするべきと思うことをやってみる。
人に合わせてやめたりしない。
結局こういう判断をした時は、結果孤独になっても、失敗しても大変ですがあまり後悔する事はない気がします。
しかし、人に合わせて時間を浪費したり、できた事をしなかったりした時にの喪失感はなんとも言えない後悔の念に包まれるんですよね。
ただ、実際にはとてつもない勇気が必要になる訳で、僕はこういうはみ出しそうな場面に出くわした時、勇気を持って行動する為に、竜馬を自分にインストールする意識で行動します(笑)
坂道をころがって降りる事はできませんが、坂本龍馬になりきって行動してしまう事で、踏み出す一歩を竜馬が後押ししてくれるような気がするんですよね(笑)
皆さんも参考になるかは分かりませんが、竜馬をインストールして、社会の常識からはみ出してみてください。
気持ちいいですよ(笑)